決してシンプルではないライフ

Kindle中毒になりかけてる

転勤族の妻になるつもりなんてなかった

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結婚前から相手が転勤族だってわかっていたら、「ついていく」とか、「今は自分が仕事を持っているが子どもができたらどうするか考えないといけない」とか、予め覚悟というか予想がついているので、結果はどうであれ気持ち的には少し余裕があると思うんです。またついていくのはどうしても難しいというのであれば、結婚を考えなおすこともあるかもしれない。

 

某TV番組の「辞令は突然に」ってコーナーあるじゃないですか。
あんなの、テレビの話でしょ〜って思ってました。でも、あるんですね〜。本当に突然。定期的に異動があるって言う訳じゃなくて、本当にいつ転勤するかわからないし、辞令が出たら3週間くらいで次の赴任地に飛ばなければならないから、気持ちが全然ついていかないことが多かったなぁ。

 

問題なのは、転勤の兆候が全く見えないこと。そして、オット本人もいつ飛んで行くかわかっていないこと。
今回も、「しばらくは転勤の予定ないからね」と言われていたので、私はパートを辞めて就職に本腰を入れようと思い、職務経歴書やら履歴書やらをせっせと用意していた、その夜に「引っ越し…」と申し訳無さそうに伝えられて、死ぬかと思った。

 

書きかけの「自分の棚卸しメモ」みたいなやつをその場でゴミ箱にダンク。

 

仕方のないことだとは分かってはいるけれど、どーしても割り切れないこの思い。
しょうがないので、どこかひとつの場所で長く働くという働き方を目指すのは辞めようと決意したのでした。そうしたら、少し気持ちが軽くなりました。

 

転勤妻の孤独

「転勤妻」で検索すると、「転勤妻 孤独」「転勤妻 うつ」ってキーワードが出てくるよね。転勤妻は孤独な人が多いんだろうね。

パートすれば?とか、習い事したらいいよ!と言われることもあるけど、やっぱりその時々の付き合いになってしまうし、そんなに毎回毎回人間関係構築するのって、内向的な性格の人にとっては結構ストレスになるものなんですよね。

 

私も元々そんなに社交性の高い人間じゃないから、最初は結構大変でした。けど、何回か引っ越すうちに、いい意味で適当になったというか。

 

「この土地で私のことを誰も知らない」っていう状況を楽しめるようになった。誰も知らないから、これからどんな自分になろうとも自由だーって。

 

そういえば、林真理子さんの「野心のすすめ」という本の中にも、こういう新しい自分を作る作業を「新規まき直し作戦」と言っていたなぁ。私は新規まき直し作戦を何度もできるチャンスをもらっている、とってもラッキーな人間なのかもしれない。 

野心のすすめ (講談社現代新書)

野心のすすめ (講談社現代新書)